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2009年07月 アーカイブ

2009年07月07日

現代医療と薬草

近代以降では、薬草そのものやこれを加工した製品に拠る治療から、薬草から抽出した有効成分やこれと同じ構造を持つ化学物質などが利用されている。しかしこういった単体分離した化学物質は効果が極端であったり、所定の症状にしか効果が無かったり、或いは副作用などデメリットも大きいという問題も抱えている。これらの事情にも絡んで、近年では薬草治療が徐々に見直されるようになっている。

現代医学の分野では、世界各地に伝えられた植物を調査、その結果新たな薬品が発見された例も数多い。こと17世紀?19世紀頃に活躍したプラントハンターはヨーロッパなど先進各国に様々な植物を持ち込んだが、こういった調査活動は今日でも続けられており、様々な症状に対抗できる可能性を求め、積極的に世界の伝統的な薬草の研究を行う研究者や製薬会社もある。

しかし薬草に含まれる化学物質は往々にして複雑で、複数の成分が効果に関与していたり、或いは単独では有害ですらある成分も含まれ、それらが互いに関係しあうことも少なくないなど、解析が困難な場合も多い。その一方では、ある症状に効能があると信じられていた薬草において、分析結果から効果が否定される場合もある。実際には薬効が無くても、効いた気分になってしまう可能性などの、いわゆるプラセボ効果であったり、或いは生理作用が検証できなかったりといった問題も含まれる。

薬品原料としては様々な植物がある。例えば中華料理では香辛料として用いられる八角にはシキミ酸が含まれるが、これを原料に化学反応を行いインフルエンザ治療薬のオセルタミビル(商品名「タミフル」)が合成される。ただ八角を幾ら食べてもインフルエンザには効かない。またシキミ酸は八角から抽出されるものの植物由来であることから安定供給の面で難があり、2006年には石油から合成されたリン酸オセルタミビルより化学反応を経てオセルタミビルを合成する手法が開発され、同薬の安定供給に期待がもたれている。

『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

薬品原料としての植物はとても多いんですね。

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